トップサービス導入事例強み開発ブログよくある質問会社案内 お問い合わせ
Dev Blog

地域情報サイト『こすぎナビ』を作った

武蔵小杉駅周辺の暮らしの情報サイト「こすぎナビ」を作ってみた。

■背景と目的

  • 武蔵小杉エリアには、タワマンが出来る前から暮らしており自社もあるし、何かしらの貢献をしたい
  • 地域情報サイトはGoogleマップや食べログが既に強く、飲食店・美容室のようなディレクトリで新規に勝負しても薄い情報しか出せない
  • 一方で、保育園の空き状況やごみの収集日、通学区域といった「行政が公開しているのに調べにくい」データは手つかずのままだった
  • 国土地理院・厚生労働省・川崎市等のオープンデータをDBに集約し、静的サイトとして出す構成をどこまで作れるか試してみたかった

■対象

  • 武蔵小杉駅から半径1.5km圏に住む・引っ越しを検討している人向け

■主な機能

  • 保育園の空き状況:川崎市がPDFでしか公開していない125施設の年齢別空き枠・申請数・内定数を一覧化
  • この場所を調べる:地図をタップすると、その地点のごみ収集日・学区・標高・浸水想定・最寄り避難所が一度に分かる
  • 地図に標高・明治期の低湿地・浸水想定・交通事故のレイヤーを重ねて表示(国土地理院の標高タイルを独自のカラーランプで塗り直し)
  • 病院・クリニックを診療科目(小児科・耳鼻科等)で絞り込み検索
  • ごみ分別辞典(約3,700品目)と、それを使った分別クイズ
  • 日本語、英語の2言語対応

■技術構成

  • data-pipeline(Python):OpenStreetMap・厚生労働省・川崎市・国土地理院・警察庁のデータを月次で取得しMySQLへ
  • frontend(Astro):ビルド時にDBを読み、1,500ページ弱の静的サイトを出力。本番サーバーにDBは不要
  • S3 + CloudFront(OAC)で配信。デプロイはバッチファイル1つで「最新データ取得→ビルド→S3同期→キャッシュ無効化」まで一括

■所感

  • 「とりあえず店舗一覧を作る」ではなく、まず何十件もOSMのデータを実測して住所・電話・営業時間の充足率を確認するところから始めたのが良かった。飲食店302件のうち3項目が揃っていたのはわずか15件で、この数字が「載せない」という判断の裏付けになった
  • 厚生労働省の医療機関データは、施設本体とは別ファイルに診療科目が入っていることをClaude Codeが実際にCSVを覗いて発見してくれた。ドキュメントを読むだけでは気づけなかった

■課題

  • サイトを作っただけでは誰にも見つけてもらえない。次は区役所や商店街、地元のまちづくり団体への周知が本題
  • 介護施設のデータも載せたいが、保育園のような一括ダウンロード可能なデータが見つかっていない。市への直接照会を検討中
  • 公園や神社の写真がほぼ無いので、実際に撮影して回りたい